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LV0 蒼星石?どうせただの第4ドールだろ?どうでもいいよ… LV1 絵はあんまり萌えアニメっぽくないな。ってか梅岡は何で出てくんの? LV2 髪型は綺麗だな。翠星石もツンデレだし結構いいかも。 LV3 蒼星石って女神じゃね?理想の嫁って感じ・・・ LV4 信頼度微の蒼星石ってかわいいな。Sなところもいい・・・ LV5 梅岡って嫁宣言するたびに出てきてうぜぇ。梅岡死ね! LV6 梅岡結婚してくれ! LV7 やべぇ蒼星石最高!蒼星石と水さえあれば生きていける! LV8 蒼星石と結婚した!俺は蒼星石と結婚したぞ!! LV9 やっぱ蒼星石は最高だわ MAX 蒼星石とちゅっちゅしたいよぉ~
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ざばっ 「ふうう・・・・」 その日蒼星石は洗面器の風呂に入っていた。 がらっ 「?!」 ずるっ ばちゃーーーーん マ・蒼星石? 蒼・ごぼごぼ・・・・ごふっふぁ・・・・ふ・・た・・あふぁふふぇふえ・・・・ 蒼・はっマスター? マ・蒼星石! どうやら蒼星石はマスターに助けてもらっていたのだ 蒼・ハっ服きてる・・・・・・・まさか・・・ 翠・蒼星石!! 蒼・翠星石?なんで・・・・・ マ・大変だったそうだよ服きせるのが・・・ 蒼・よかった・・・・・・ マ・もう落ちるなよ 蒼・はあい・・・・ そして・・・・ 翠・そーせーせきっ一緒に寝るですよっ! 蒼・え・・・えええ?う・・・・うん そして二人はおんなじ鞄で寝たという・・・・ 終わり 続きはこんど
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蒼星石とJUM 1 蒼星石とJUM 2 蒼星石とJUM 3
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マスターが仕事場から帰ってくるまで、蒼星石は居間のテレビでくんくんを見ていた。 場面はくんくんの宿敵であるドロボウキャットが、くんくんを眠らせ、監禁している緊迫シーンである。 くんくん最大のピンチに、蒼星石は画面を食い入るように見つめる。 ドロボウキャットが、縄で縛られイスに座らされたくんくんに妖しく話しかける。 ド:「お目覚めのようだな、くんくん。」 く:「は! ここは!? おまえはドロボウキャット!」 ド:「フッフッフ、今君を亡き者にするのは簡単だ。だが、今回は我慢しよう。」 く:「どういうことだ!? ドロボウキャット!」 ド:「今回の我輩の計画に、君の力が必要なのだよ。」 く:「わたしはお前のような犯罪者の力なんかにはならないぞ!」 ド:「フッフッフ、果たしていつまでそのような強気の態度でいられるかな?」 く:「なんだと!?」 ド:「これを見たまえくんくん。」 ドロボウキャットがくんくんの目の前で振り子を構える。 く:「?」 ド:「さぁ、これをよく見るんだ。くんくん。」 ドロボウキャットが振り子を揺らす。振り子の先には固形ドッグフードが付けられていた。 く:「(お、美味しそうなドッグフードだ! くんくん! い、いい匂い!)」 くんくんは食事前に誘拐されたため、ハラペコだった。 振り子の動きに釣られ、顔を左右に揺らすくんくん。 ド:「さぁ、あなたはネコだ。今からあなたは子猫になるのだ・・・・。」 ドロボウキャットの顔がドアップで映し出される。 ドロボウキャットのくんくんに対する暗示シーンが続いた。 背景の画面もどんどん薄暗くなる。 そして、ついに・・・ く:「く・・・くんく・・・に・・・にゃ・・にゃんにゃん!」 くんくんはネコの暗示に掛かってしまった。 ド:「(ククク・・・。これで今度の我輩の犯罪計画は完璧な物となる・・・!)」 く:「にゃんにゃん!」 くんくんには、もうかっての名探偵の面影は残っていなかった。 ド:「無様だな、くんくんよ。だが、安心しろ。その暗示は時限式だ。 明日の朝には自然に治る。まぁ、その頃には宝石は我輩の物だがな!ハーッハッハッハ!」 このシーンで来週への放送の引きとなり、次回予告とエンディングが流れ、くんくんは終了した。 蒼:「・・・・・。」 そして、蒼星石の目が虚ろだった。 それから数十分後。 マ:「ただいま~。」 ?:「にゃ~~ん!」 居間からおかしな声が聞こえた。 間違いなく蒼星石の声だと思うが・・にゃ~ん? マ:「わ!」 蒼星石が四つん這い(正確に言うと赤ん坊のハイハイに近い)で俺の元に駆けてきた! 笑顔で俺に飛び掛る。 マ:「お、おい!」 俺は蒼星石を両手で受け止める。 マ:「ど、どうした? 蒼星石。」 蒼:「にゃ~ん。」 甘えた声で俺の胸に顔を擦り付ける。 ??? マ:「おまえ、また酒でも飲んだのか?」 蒼:「にゃ~ん?」 別に顔は赤くなって無いし、呼吸も正常だな。酔ってはいないようだ。 マ:「なんだ、ネコみたいな振りして。甘えたいのか?」 蒼:「にゃーん。」 とりあえず、機嫌とっておくか。こんなに甘えてくる蒼星石も珍しい。 マ:「よしよし。」 俺は頭を撫でる。 蒼:「ごろごろごろ。」 ふふ、口でごろごろ言ってるよ。 マ:「さ、ネコの真似もこれぐらいにして。蒼星石、ご飯は出来てるか?」 蒼:「にゃん?」 マ:「いや、ご飯は?」 蒼:「にゃあ。」 マ:「ネコの真似はもういいって。 そんなに気に入ったんならまた後でな。」 蒼:「にゃ~ん。」 俺の言葉が通じてないのか、蒼星石は再度俺の胸に顔を擦り付ける。 マ:「おい。」 ??? 蒼:「にゃあ~ん、にゃあ~~ん。」 まるでネコが『遊ぼうよ』と言ってるようだ。 むむむ、おふざけにしてはちょっと度が過ぎてるような。 マ:「おい、そろそろ・・・。」 俺が蒼星石を諭そうとすると電話が鳴った。 蒼星石が電話のベル音にビクっとする。 マ:「ふむ。」 俺は電話の元に行くと蒼星石を降ろし、受話器をとる。ジュン君からだった。 ジ:『た、助けて・・・!』 !? マ:『お、おい!?』 受話器からジュン君とは別の声が聞こえた。 真:『にゃ~ん!』 翠:『にゃん~!』 雛:『にゃにゃん!』 ジ:『うあ!』 ガチャン! ツー、ツー、ツー・・・・ マ:「・・・・・。」 むむむ。 確かに真紅と翠星石と雛苺の声が聞こえたが・・・・全員ネコの鳴きまね・・・? 翠星石や雛苺はともかくとして、あのネコ嫌いの真紅も・・・? んんん? 俺は足元の蒼星石を見やる。 ご満悦の表情でネコみたいに俺の脚に顔をこすり付けていた。 マ:「むむむ。」 これは・・・・。 マ:「蒼星石。」 蒼:「にゃん。」 名前には反応するようだ。 マ:「ネコか? ネコなのか?」 蒼:「にゃ~ん?」 ネコだな、こりゃ。 ジュン君を助けに行きたいのはやまやまだが、こちらも大変なのだ。ジュン君ごめんよ。 俺は突如ネコになった蒼星石を持て余し、ソファに座ったまま途方に暮れていた。 当の蒼星石は俺の膝で丸くなっている。 マ:「いったいどうしちまったんだ。蒼星石?」 蒼:「ふにゃ・・・。」 さっきから俺はそんな質問をネコ蒼星石に繰り返してたが一向に埒が明かなかった。 マ:「腹、減ったな・・・。」 夕飯は用意されていなかった。だが、夕食のために下ごしらえしてあったと思われる 豚肉を生姜と調味料で漬けてあったものが冷蔵庫から出てきた。 マ:「飯は・・炊けてるな。」 俺は野菜を切り、サラダを作る。豚肉は焼く。 その間もずっと蒼星石は俺の足元で隙あらばじゃれつこうとしていた。 マ:「もうすぐできるからな。」 俺は蒼星石にそう言い、食卓にご飯とおかずを用意する。 マ:「さ、食べよう。蒼星石。」 俺はイスに蒼星石を座らせる。 蒼:「にゃ?」 今の蒼星石に食べれるかな、人間の食事。 けど誇り高い薔薇乙女にネコマンマを食べさせるわけにもいくまい。 蒼:「にゃん♪」 蒼星石はお茶碗にネコパンチを食らわせ、ひっくり返してしまった。 これは駄目だな。これでは箸を持たせるのも危ない。 蒼星石は皿の上の豚肉の生姜焼きにカブリつく。 お行儀悪すぎだが、今それを咎めてもしょうがない。 だが、 蒼:「にゃあ!」 生姜焼きの予想外の熱さに驚いて反射的に皿から顔を遠ざける蒼星石。 もうそんなに熱くないはずだったが、なるほど猫舌ってやつか。 熱さに懲りたのか、それっきり蒼星石は生姜焼きに手をつけようとはしなかった。 マ:「困ったな。お腹、空いてるんだろ?」 蒼:「にゃ~。」 俺は冷蔵庫から今の蒼星石でも問題なく食べれそうなものを探した。 マ:「牛乳ぐらいしかねーや。」 冷蔵庫の中身はほとんど空だった。そういえば蒼星石に明日買出しを頼まれてたっけ。 外出して何か買ってこようかとも思ったが、今の蒼星石を一人にできないし、 外に連れていくのも危ないと思い、やめた。 マ:「ごめんな。こんなものしかなくてな。」 俺は牛乳を皿に注ぎ、蒼星石の前に置く。 蒼:「にゃあ。」 『ありがとう』って言ってるように聞こえた。 ピチャピチャと舌で牛乳を飲む蒼星石。 マ:「・・・・。」 ネコのような飲み方をする蒼星石。 俺はなんだか居た堪れなくなる。 マ:「そんな飲み方はよせ、蒼星石。お前は誇り高い薔薇乙女なんだろ?」 蒼:「にゃ~!」 マ:「・・・・。」 蒼星石は美味しそうに牛乳を飲み続ける。 ピチャピチャ・・・ピチャピチャ・・・・ マ:「・・・・。」 不安感と焦燥感が俺の心に沸き起こってきた。 しかしだ、こんなときマスターがしっかりしなくてどうする? マ:「いいさ、別に変わらない。」 蒼星石がネコになったところで何も変わらない。 蒼星石は変わらず俺の目の前に存在してるし、元気だ。 しかし、 マ:「・・・・元に戻りたいか、蒼星石? 自分の意思でネコになったのか?」 ただ、それだけが知りたかった。 マ:「あ!」 蒼星石が皿をひっくり返してしまった。 牛乳まみれになる蒼星石。 マ:「あちゃちゃ・・・。」 一瞬キョトンとする蒼星石だったが・・・ マ:「う・・・!」 顔が牛乳まみれの蒼星石を見てると・・・なんと言うんですか・・・その・・・。 蒼星石は自分の唇に滴ってくる牛乳を舌を出してペロリと舐める・・・。 う・・・。 マ:「い、今拭いてやるからな、蒼星石。」 俺は食卓テーブルのイスから慌てて腰を浮かすが、 うっかり出しっぱなしだった目の前の牛乳パックを倒してしまった。 牛乳が俺の股間に掛かる。 マ:「あちゃーちゃちゃ。・・・・ん?」 蒼星石が俺の牛乳まみれの股間をジィっと見ている。 マ:「お、おい・・・?」 蒼:「にゃあん、にゃん?」 なんかまるで、『その牛乳、僕の?』って言ったような・・・・ ああ、蒼星石が俺の元に寄ってくる! 股間めがけて! あ、あわ、あわわわわわ! マ:「撤退! 撤った~~~~い!」 これはまずい! 俺は逃げ出した。だが蒼星石が付いてくる! 俺は自室に逃げ込み、鍵を掛け、大急ぎで下の衣服を着替えた。 勘弁してくれよぉ。 マ:「蒼星石~!」 今の蒼星石は一瞬でも目を離しておきたくはないのだが、さっきのは緊急事態だった。 俺が部屋から出たとき蒼星石の姿は無かった。 マ:「どこだ~?」 いた~! 食卓テーブルの上だ。 もう食卓の上は滅茶苦茶だった。 マ:「ふぅ~。」 蒼星石は牛乳やサラダのドレッシング、醤油などでベトベトになっていた。 あーあ、こりゃ着替えさせないと駄目か・・・。 いや・・・ この汚れぐあいだと・・・。 お風呂入れさせないと駄目か・・・!? 今の蒼星石はネコだから・・・お、俺が・・・・!? マ:「し、失礼します・・・!」 蒼:「にゃ?」 蒼星石の衣服を脱がしに掛かる俺。 うう、まさかこんな形で・・・。 しかし、乙女の衣服を、断りも無くいきなり脱がしていいものだろうか? マ:「脱がしていいですか?」 蒼:「にゃん。」 アホか、俺は。 で、でもしょうがないよな? こればかりは、ほんと。 あ、というか俺ら恋人同士だもんな! 恋人同士ならこれぐらい当たり前か! うん、きっとそう! 俺は蒼星石の服に手を掛ける。 蒼:「にゃ、にゃああ!」 抵抗しだす蒼星石。 マ:「お、おい。暴れるな。」 ジタバタもがく蒼星石。 これじゃ傍から見ると俺、暴漢だよ・・・。 なんとか蒼星石をドロワース姿にできた俺。 つ、次にこのドロワースを脱がして蒼星石をスッポンポンに・・・。 蒼:「にゃ、にゃにゃああ!」 より一層蒼星石の抵抗が激しくなった。 あと少しで脱げるというところで・・・ 思いっきり手の甲を引っかかれた。 血が滲む。 マ:「いっ・・つぅ・・・・。こら、蒼星石・・・!」 蒼:「にゃ・・・?」 蒼星石は俺の手の甲の傷に気付いた。ジィーと見てる。 そして マ:「あ・・。」 俺の手の甲の傷をペロペロと舐めだした。 マ:「あ、あの、ちょっと・・・。」 蒼星石は今、半裸だ。 これはちと・・・・。 マ:「だめ! 駄目だ! おかしな気分になってしまう!」 俺は手を引っ込める。 蒼:「にゃあん!」 『ああ、もっと舐めさせて!』と言っているようだ。 蒼星石の舌が俺の血で真っ赤になっている。なんて妖しさだ。 俺はもう問答無用で蒼星石のドロワースを脱がす。 そして、なるべく何も考えないようにして全裸の蒼星石をバスルームに連れて行く。 せっかくのお風呂シーンですが音声のみのダイジェストでお楽しみ下さい。 マ:「シャワーだぞ~。」 シャ~~~~! 蒼:「にゃ~~!」 マ:「わ、だから暴れるなって! あー、俺の服もびしゃびしゃだよ・・・。」 マ:「こ、擦るからな・・・。」 蒼:「にゃん?」 ゴシゴシ・・・ 蒼:「にゃあ~~ん、にゃあああん・・・!」 マ:「頼むからそんな悶えた声を出さないでくれ・・・。!」 マ:「背中洗ってと、次は・・・む、胸か・・・・し、失礼します・・・。」 つるつるつる・・・・ マ:「・・・なんでここだけ『ゴシゴシ』じゃねぇんだ?」 蒼:「にゃあああ~~ん、にゃああああああん・・・!」 マ:「ああ、そんな切なくて悶えた声を出さないでくれ・・・!」 マ:「んん? ああ! 蒼星石、そ、そんな、はしたないポーズとっちゃ駄目!」 蒼:「にゃ・・・?」 マ:「ああ、そんな姿勢のまま見つめないでくれ・・・!」 蒼:「にゃ~ん。」 マ:「頑張れ、俺の理性!」 そんなこんなでバスルームから上がった俺と蒼星石。 耐えた! 俺は耐えたよ! 俺は自分の精神力を誇りに思う。 マ:「あ、着替え用意しとくの忘れてた。」 俺はバスタオルで蒼星石の水気を取ってやると もう一枚のバスタオルで蒼星石をくるんでやる。 マ:「はて、蒼星石の着替えってどこだべか。」 いつも着てる蒼い服を洗濯したときなどに、臨時で着ている子供服があったはずだ。 しかし服に関しては蒼星石に任せっきりで俺には何処にあるのか全然わからない。 蒼:「くちん!」 室内をウロウロしてると蒼星石がくしゃみをした。 マ:「うぅ、、バスタオル一枚じゃ寒いよなぁ。」 ドールは風邪を引かないと思うが・・・ 今の蒼星石はネコだ。ネコは・・・風邪引くよなぁ・・・。 しょうがないので俺の服を着せることにしよう。 たしか自室の押入れの中に秋用のセーターが眠ってるはずだが・・・ あった! 蒼:「にゃん?」 俺のブカブカのセーターを着せられ、不思議そうに俺を見上げる蒼星石。 マ:「はぁ~、今日は色々と疲れた。 これからのことは明日考えて、今夜はもう寝るか。」 蒼:「にゃん。」 鞄の中に入れようとすると蒼星石が暴れだした。 蒼:「にゃっ! にゃにゃ! にゃああ!」 マ:「おい、眠たくないのか?」 蒼:「にゃ~~ん。にゃあ~~~ん。」 蒼星石が俺のベッドの方を見ながら切なげな声を上げる。 マ:「もしかして、一緒に寝たいのか?」 蒼星石は俺の手を離れ、俺のベッドに潜り込んだ。そして 蒼:「にゃ~ん、にゃ~ん。」 俺の方に『寝よう~、寝よう~』と呼びかけてるようだった。 マ:「・・・『しょうがない子猫ちゃんだ』ってやつか・・・。」 俺もベッドに入る。 俺は蒼星石の喉元を指で擦ってやる。 蒼:「ごろごろごろ。」 気持ちよさそうだ。 マ:「おやすみ、蒼星石。」 俺は電気を消す。 いつもなら『おやすみなさい、マスター』って返ってくるはずなんだが・・・。 蒼:「にゃん。」 確かに蒼星石の返事なんだが・・・。 これからのことを考えると、なんかちょっと、ほんのちょっとだけ俺は淋しい気持ちになった。 翌朝 蒼:「ねぇ、マスター。起きて! ねぇ起きてってば!」 マ:「ん、むにゃ?」 蒼:「ねぇ、マスター、なんで僕マスターのセーター着てマスターと一緒に寝てるの!?」 マ:「!?」 蒼:「どうしたの、マスター?」 マ:「元に戻ったか、蒼星石ぃ!」 蒼:「あ、苦しいよ! マスター。」 マ:「よかった・・・。」 蒼:「あれ、マスター泣いてるの?」 マ:「・・・! あ・・・ア~ッハッハッハッハ! 何言ってんだぁ!? 泣いてなんかいないぞぉ!」 蒼:「マスター、僕。昨日の夜の記憶が全然無いんだ。 もしかして僕、何か迷惑かけちゃった・・・?」 マ:「迷惑ぅ・・・?」 俺は蒼星石の頭をくしゃくしゃに撫でる! 蒼:「あ、やめて、マスター。」 マ:「どうした? いつもは撫でられて喜ぶくせに!ハッハッハ!」 蒼:「もう、マスター!」 その後俺は桜田家に連絡をつけ、ドールズネコ化の原因を突き止めた。 まさかくんくんの作中で出てきた催眠術にドール達が掛かるとは。 人形による催眠術に人形である彼女達が掛かるのも不思議じゃないと言えば不思議じゃないが・・・ まぁ、時限式の催眠術とかで、自然に治って良かった。 真紅、翠星石、雛苺も翌朝には元に戻ったそうだ。 しかし、こんの、くんくんめが! 遊園地のことといいどこまで俺を苦しめる! あ、いや感謝してることもあるぜ? バ、バスルームのこととか・・・ 蒼:「マスター、何赤くなってるの?」 マ:「な、なんでもない!」 終わり
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蒼星石と2ch 以前、俺は蒼星石にPCの履歴やお気に入りを見られエライ目にあった事がある。 それをふと思い出し、俺は仕返しをする事にした、今なら蒼星石も見ていない。 早速PCを立ち上げてネットに繋ぎ、蒼星石のお気に入りフォルダをチェックした。 料理・病気・ニュース・ガーデニングなど蒼星石らしいサイトが登録されている。 だがその中で異彩を放つ2chの「既婚女性板」を見つけた。 「既婚」という言葉に口元を緩ませながら、板内をチェックしてみた。 蒼星石が入ったスレの数は少ない、俺はアクセス痕をチェックしながら、dat落ちのスレも調べてみた。 すると、コテハン専用のpartスレに頻繁に入っている事が分かった。 せめてレスをしたのは誰かという事ぐらい分かるようにして安心したいのだろう。 早速現行スレをチェックして見ると、蒼星石は「LLS」という名でスレに参加していた。 恐らくは「Lapislazuri Stern」から考えたのだろう、俺はそのLLSの最新レスを見てみた。 夫への悩みを打ち明けた他の住人に反応したレスのようだ、内容は 「私の夫も特殊性癖があったり多面性な人だったりして困ります、お互い大変ですね。」 という物だった、注目するべきは「私の夫」という言葉だ。 蒼星石はちゃんと俺の事を夫と認識しているらしい、これでまた口元が緩む。 その時蒼星石が居間に戻ってきたので、一旦ウィンドウを閉じて証拠隠滅した。 「なぁ蒼星石、俺って特殊性癖の多面性人間か?」 さっきのレスに書いてあった事をそのまま質問してみた。 「えっ・・・な、なんのことかなぁ・・・・ハハハ・・・」 やはり覚えているらしく、あからさまに動揺している、ここでさらに追い討ち。 「それが俺の事じゃないって言うならお前の夫って誰だ?」 「うぅ・・・・見たんだね・・・・・ひどいよマスター・・・・・」 「観念したか、でも俺だって見られたんだからおあいこだぞ、ただ夫って言ってくれてありがとな。」 「それは・・・しょうがないっていうか・・・・その・・・・」 「変にごまかそうとしなくていいよ、本当にそう思ってるんだろ?」 「・・・・・うん・・・・」
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俺が部屋でテレビを見ていると蒼星石が遠慮がちな表情で入ってきた。 「あの、マスター・・・、初めての料理に挑戦してみたんだけど、食べてくれるかな?」 「ん?ああ、勿論だよ。」 俺がそう答えると、蒼星石は嬉しそうに台所へと駆けて行く。 料理なんだから、俺が台所へ行けば済む話なのだが・・・ そしてそんな疑問はすぐに解消された。 「はい!どうぞマスター!」 蒼星石の手には小さな皿が。 しかしその上にあるのは料理ではなく注射器だった。 「えっと・・・、これは何なんだ?」 「あ、ごめん。突然こんなの出されたらびっくりするよね。 これは僕の前のマスターが作ってた料理でね、各種高級食材を混ぜ合わせたものに 少量の○○○を加えた最高のコンソメスープなんだ。」 俺はただ呆然とするしかなかったが、蒼星石は構わずに説明を続ける。 「そしてこの料理は食べた人を成功にみちびくらしいんだ。ほら、前にマスターは 成功させたい仕事があるって言ってたし・・・」 「いや、確かにそうは言ったけども・・。、俺にこれをどうしろと?」 「あ、これね、血管から摂取するんだよ。画期的だよね。前のマスターはこれのこと 究極の料理だって言ってたよ。これで食の千年帝国を作るんだって。」 噂には聞いたことがあったが、これがそうなのか・・・ いや、今はそれよりも蒼星石を止めなければ・・・ 「ちょ、ちょっと待ってくれ!」 「どうしたの?」 「俺は注射は苦手なんだ。そ、それにそんなの打って大丈夫なのか?」 「大丈夫、チクッとするだけだよ。」 いくら蒼星石の手作りの料理(?)とはいえ、さすがにこれは無理だ。 俺が後ずさりするのを見て蒼星石は潤んだ目をする。 「マスター・・・、食べてくれるって言ったのに。嘘だったんだね・・・。 僕、マスターのこと信じられなくなりそうだよ・・・。」 こんな顔されたら、断れるわけがない。俺は右腕を蒼星石の方に差し出す。 「ほら、食べるから。泣かないでくれよ、蒼星石・・・。」 「ほんとに?ありがとう・・・。マスター。じゃあいくよ。」 「あ、ああ・・・」 「おあがりなさい!マスター!」 グサァッッ! 「モ、モルスァ!!!」 何だこれは・・・、体に力がみなぎる・・・。 それに腕・・、いや、俺の体全体の筋肉が力強くなっていくのが分かる。 体格もさっきまでとは比べ物にならないくらい大きくなっている。 なぜか服もサイヤ人の戦闘服のように大きくなっている。 「マ、マスター・・・、どうだった・・・かな?」 「・・・・・・。」 俺は無言のまま立ち上がると蒼星石の方へ歩み寄る。 「え・・・、マスター・・・?な、なんだか怖いよ・・・。」 「美味しかったよ、蒼星石。ご褒美をあげよう。 さぁ、俺が抱っこするのを止められるかな?」 「う、うわぁっ!」 その夜は巨大な体で蒼星石を包み込むように抱きしめて眠った。 朝起きると、体は元に戻っていたが、伸びてしまった服はそのままだった。 そしていつの間にか蒼星石が俺のシャツの中に入り込んで眠っている。 蒼星石はシャツの首元から顔だけをぴょこんと出している状態だ。 ああ、可愛すぎる・・・、蒼星石が起きるまで寝顔を眺めてめていよう。 -完-
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夕刻、スーパーにて一人買い物をする男がいた。 蒼星石のマスターだ。手には買い物カゴをぶら下げてる。 マ:「えーと・・・頼まれてた買い物はっと・・・。」 蒼星石から渡された買い物メモに購入漏れが無いか目を通す。 大根・・・OK ニラ・・・OK キャベツ・・・OK 特売品の卵1パック・・・OK 特売品のトイレットペーパーOK ごま油・・・OK 寒天2パック・・・OK マ:「ん。」 特売品のギョウザの皮を買い忘れていた。 俺は食品コーナーに戻りギョーザの皮を1パック買い物カゴの中に放り入れた。 再びメモに目を通す。あとは・・・買い漏れはねぇみたいだな。酒は今回はいいか。 清算を済ますためレジに並んでる最中、ふと自分の横を見るとお菓子やら 菓子パンやらが陳列されているのが目に入った。 俺はその中から各種チューインガムが陳列されている棚に目をやる。 マ:「・・・。」 どれ、眠気覚まし用に一つ買っておくか・・・ 一つをカゴに放り込んだところで、ふと蒼星石の顔が浮かんだ。 蒼星石ってガムとかあまり噛んだこと無さそうだな・・・・ 甘そうなのを一つ見繕ってカゴに放り込む。 マ:「ただいまー。」 蒼:「おかえりなさいマスター。お仕事お疲れ様。」 マ:「出迎えありがとさん。風呂沸いてる?」 蒼:「うん、沸いてるよ。あ、買い物ありがとう。」 蒼星石が俺から買い物袋を受け取ろうとする。 マ:「いいよ、キッチンまで運ぶから。」 蒼:「今日はそんなに重いもの頼んでないから大丈夫だよ。ほら、渡してよ。」 俺に手を差し出す蒼星石。蒼星石の眼と表情は頑なだった。 マ:「? ああ。」 なんか釈然としないが俺はあっさりと蒼星石に買い物袋を差し出す。 蒼:「お仕事で疲れてるのに、お買い物頼んじゃってごめんね。」 蒼星石は受け取る間際ポツリとそう漏らした。 マ:「いや、全然かまわんよ。」 蒼:「僕がお買い物に行ければいいんだけどね。」 と蒼星石は伏せ目がちに言う。 マ:「なんかあったのか?」 蒼:「・・・・。」 マ:「仕事帰りの買い物なんて今まで何回もあったじゃねぇか。」 蒼:「うん、だから申し訳なくて。」 どうやら蒼星石は仕事帰りの俺に買い物を頼むことを心苦しく思っていたらしい。 しかし、こればっかりはしょうがないよな。蒼星石はドールだから買い物ができない。 マ:「・・・・。」 このことがこの子にとって大きな引け目になっているんだろうか。 マ:「へっへっへ。」 俺はニンマリ笑い、仕事用の鞄を玄関に放って、両手を使って蒼星石を買い物袋ごと抱き上げた。 蒼:「あ、あのっ、マスター?」 なんで抱き上げられたのかわからず蒼星石は慌てている。 マ:「労ってくれてありがとうよ。へっへっへ。凄く嬉しいよ。」 そして、なんともいじらしい。 蒼:「マスター・・・。」 蒼星石はじぃっと俺を見つめた。 俺はそのままキッチンへ向かった。 マ:「さ、一緒に買ってきた物整理しよう。」 蒼:「うん・・・。」 キッチンにて。 大根を蒼星石に手渡しながら マ:「だからな~、別にそんな苦になってねぇから。買い物ぐらいで。」 蒼:「うん・・。」 手渡された大根を冷蔵庫に収納しながら蒼星石はそう答えた。 マ:「むしろ蒼星石が家事やってくれるお陰で俺の負担だいぶ減ってるんだからさ。 世間の一人暮らしの男性に申し訳なく思ってるよ俺は。」 蒼:「うん・・。」 マ:「蒼星石。」 蒼:「?」 マ:「愛してる。」 ぼそっと言い放つ。 蒼:「え? あ、なに?」 マ:「じゃ風呂入ってくるよ。」 俺はスタスタとその場から歩き出した。 俺の背に蒼星石の声が掛かる。 蒼:「ねぇ、マスター、今なんて言ったの?」 二度も言えねぇっての。 風呂から上がり、晩飯を済まし、リビングのソファーの上でテレビも付けずホーッと一息ついてると、 蒼:「ねぇ、マスター。買い物袋からガムが出てきたよ。僕これ頼んだ覚えないけど?」 皿洗いを終えた蒼星石がガム二つを手に持ち訊いてきた。 マ:「ああ、俺のポケットマネーで買ってきたんだよ。紫のやつは蒼星石のためにな。」 紫色の包装紙、グレープ味のガムを蒼星石に勧める。 蒼:「いいの?」 マ:「ああ、黒い方頂戴。」 黒色の包装紙、俺用に買った眠気覚まし用のガムを受け取る。 蒼:「ありがとう! じゃあさっそくいただくよ。」 マ:「蒼星石、さすがにガム噛んだことあるか。」 蒼:「それぐらいあるよ。」 蒼星石は少し笑い、そう言うとガムの包み紙を取り払いガムを半分に千切った。 蒼:「ガム一枚じゃ僕には少し多いからね。半分だけどいる?」 マ:「お、ありがとう。」 蒼星石に半分に千切られた残りのガムを貰い口に放り込む。 マ:「蒼星石、おいで。」 自分の膝をポンポンと叩く。 蒼:「うん・・。」 少し照れくさそうに蒼星石は俺の膝に座った。 かみかみかみ・・・ しばし二人でガムの噛み心地を楽しむ。 蒼:「マスター、半分じゃ足りないでしょ。もう一枚あげるよ。」 マ:「いいのかい? 蒼星石の分無くなっちまうだろ。」 蒼:「こんなにたくさん僕には食べきれないから。」 そう言い蒼星石は一枚取り出すと包み紙をとって俺に差し出した。 マ:「ありがとう。」 口に放り込む。 かみかみかみかみ・・・ そしてまた二人でガムの噛み心地を楽しむ。 味もしなくなってきた頃、俺は何気なくガム風船を作り出しはじめた。 クチャクチャクチャ・・・ 舌でガムを伸ばし・・・ プクー。 なかなかのでかさのガム風船ができた。 蒼:「!」 マ:「?」 俺を見上げた蒼星石が何か凄い驚いている。 ぱすん。 マ:「くちゃくちゃ・・・どした?」 蒼:「なに今の? 風船みたいなのができてたけど?」 マ:「ガム風船がどうかしたか? もしかして初めて見るのか? どれ、くちゃくちゃ・・・」 ぷくー もう一回膨らませてみせる。 蒼:「わぁ、マスターってそんなこともできるんだ・・・・。」 もしかしてガム風船見るの初めてなのか。 ぱすん。 マ:「くちゃくちゃ・・・蒼星石も練習すればできるようになるよ。」 蒼:「ほんと? どうやってやるの?」 マ:「えーとだな、舌でガムを伸ばして・・・ガムに空洞を作る感じで。その空洞に息を吹き込むんだよ。」 うまく伝わったかな? なかなか説明に苦慮する俺。 蒼:「うーん、かみかみかみ・・・・・・・ふー・・・ふー・・・ふー! ふー!」 マ:「そんな強く吹き込まなくてもいいんだよ。舌をうまく使って空洞を作るのがポイントだから。」 蒼:「かみかみかみ・・・・ふー・・・ふー・・・・・・かみかみかみ・・・うまくいかないなぁ・・・。」 マ:「ふふふ・・・ぷく~。」 これみよがしにガム風船を膨らませてみせる。 蒼:「いいなぁ・・・。」 ぱすん。 マ:「舌遣いが甘いんじゃないかな。」 蒼:「舌遣いかぁ・・。かみかみかみ・・・・。」 一生懸命口の中で舌を動かす蒼星石。 蒼:「・・・・ごく・・・あ!」 マ:「どした・・・?」 蒼:「ますたぁ・・・僕ガム飲んじゃった・・! どうしよう!」 なにをそんなに慌てておるのだ。 蒼:「どうしよう・・・ガムって食べちゃ駄目なんだよね?」 マ:「あー、ガム飲み込んじゃったのかぁ。ご愁傷様。もう助からないよ。残念です。」 俺は神妙な面持ちでそう言った。 もちろん嘘だ。 蒼星石は怯えパニくりだした。 蒼:「えぇ~? どうしようどうしよう・・・そうだ! レンピカ!」 部屋の隅からレンピカがやってきた。 マ:「?」 蒼:「レンピカ、僕の口から中に入ってガムを取ってきて!」 えぇ!? 蒼星石の口へ迫るレンピカ。 マ:「うおおっと!ストーップ!」 蒼:「もご!?」 俺は手で蒼星石の口を覆い、レンピカの進入を防いだ。 蒼:「もごもご・・ふぁふたぁ・・・?」 マ:「うそだって。ガム飲み込んだぐらいじゃ死なないよ。」 蒼:「もご・・ほふほう?」 俺はレンピカに注意し、ゆっくり蒼星石の口から手を離した。 蒼:「でもおじいさんからガムは飲み込まないで口から出しなさいって教わったけど・・・?」 マ:「食べても無害だよ。全然問題ない。喉越しが悪いし栄養も無いから飲み込まないだけだよ。」 蒼:「あ、そうなんだ。・・・なんだ・・・・って、ならなんであんな嘘ついたのさマスター! ビックリしたじゃないか!!」 マ:「いや~、めんごめんご。」 たかがガム飲みこんだぐらいで狼狽しだす蒼星石がなんとも・・・・ 蒼:「もう!」 マ:「でも喉に詰まらなくてよかったよ。」 蒼:「ふんだっ。」 プイっと顔を逸らす蒼星石。 ほっぺが膨らんでる。ぷく~って。ガムは膨らまなかったがね。へっへっへ。 マ:「くちゃくちゃくちゃ・・・ぷく~♪」 ご機嫌斜めになった蒼星石は俺の膝から降り立つと別の部屋へ行ってしまった。 そしてしばらくすると 蒼:「ねぇ、見てマスター!」 マ:「ん?」 後ろを振り向くと蒼星石が嬉しそうにこっちを見ていた。 マ:「どした?」 蒼:「へへへ、見てて。」 そう言うと蒼星石は口をもごもごと動かすと・・・ ぷく・・ 小さいながらもガム風船を膨らませることができるようになっていた。 マ:「おお、できるようになったのか。」 ぷちん・・・ 小さなガム風船が割れて蒼星石の唇に張り付く。 蒼:「うん! まだまだ小さいのしかできないけどね。」 俺の見えないところで練習してたんだな。頑張りやさんめ。 次の日 マ:「たらいまー。」 ・・・・。 ん、出迎えがない。 蒼:「ますた~。」 少し遅れて洗面所の方から蒼星石の情けない声が聞こえた。 マ:「どした?」 洗面所に向かうと・・・ マ:「あらー・・・。」 顔中にガムが張り付いてる蒼星石がいた。 蒼:「うう、大きい風船作れたんだけど割れた瞬間顔に張り付いちゃって、取れないんだ。」 マ:「もう、なにやってんだよ。」 俺は蒼星石の顔についたガムを取ってやる。 蒼:「前髪についちゃったのが全然取れないんだ。」 前髪に付くなんていったいどれぐらい膨らませたんだ? 蒼:「どうしよう・・・。」 と今にも泣き出しそうに蒼星石は言った。 マ:「ちょっと待ってろ。」 俺はキッチンに向かうとオリーブ油を手に取り蒼星石が待つ洗面所に戻った。 蒼:「うう・・。」 マ:「じっとしてなさい。」 俺はオリーブ油を手のひらに垂らし、ガムが付着した蒼星石の前髪に擦り込んだ。 蒼:「あ、ガムが溶けてく・・・。」 洗面所の鏡に映る自分の前髪のガムが溶けてく様を不思議そうに見つめる蒼星石。 マ:「ガムは油に溶けるんだよ。」 ガムとチョコレートを一緒に食べるとガムが溶けて無くなってしまうのは有名だが その原因はチョコに含まれるカカオバターの油脂がガムを溶かしてしまうからだ。 マ:「うし、とれた。」 蒼:「わぁ、ありがとう。マスター。あやうく前髪切らなくちゃ駄目かと思ったよ。」 マ:「へへ、良かったな。ところで風呂沸いてるか?」 蒼:「うん、沸いてるよ。」 マ:「じゃあ、一緒に入るか。」 蒼:「えぇっ、な、なんで急に・・・?」 マ:「蒼星石、頭にオリーブオイル付いたままじゃまずいだろ。トリートメントせにゃ。」 蒼:「それはそうだけど、駄目! 僕一人で入る!」 マ:「いいじゃん。俺ら恋人同士だろ?」 蒼:「駄目!恥ずかしい!」 マ:「でも、一人で風呂入れるのか?」 蒼:「は、はいれるよ。子供じゃあるまいし・・・。」 マ:「ほいほい。じゃお先にお風呂どうぞ。レディーファーストです。」 蒼:「れ、れでぃ? あ、ありがとう。」 そそくさと蒼星石は衣類を取りに足早に去った。 蒼星石、マスターとも風呂から上がり夕食後、リビングにて。 蒼:「せっかく風船大きく膨らませることできるようになったのにガム無くなっちゃったよ。」 マ:「じゃあ俺のガム使う?」 蒼:「え、いいの? ありがとう。」 俺は胸ポケットから眠気覚まし用のガムを取り出した。 一枚取り出すと半分に千切って蒼星石に渡し、残りを口に放り込む。 蒼:「へへへ、見ててね。」 と嬉しそうにガムを口に放り込んだ蒼星石だったが・・・ 蒼:「ひゃ・・・!なにこれ・・・? 辛い!」 マ:「ありゃ、眠気覚まし用に買っておいたやつだが辛すぎた・・・?」 蒼:「ふあ・・・ますたぁ、からいよぅ・・・」 途端に涙目になる蒼星石。 俺は手を蒼星石の口の前に構えた。 マ:「ほら、ペッしな。」 蒼:「マスター、ごめんなさい。」 蒼星石は堪らずガムを俺の手に吐き出した。 蒼:「うがいしてくる・・・!」 と蒼星石は口元を覆い、洗面所に駆けていった。 マ:「ありゃりゃ・・・。」 俺の手の平には蒼星石の噛みかけのガムが・・・ じー・・・ いかんいかん、何を考えているのだ。首を左右に振る俺。 ガムをテッシュに包みゴミ箱に放ると洗面所に向かう。 マ:「蒼星石、大丈夫か~? ごめんよ。あのガム、眠気覚まし用だから辛くて刺激的なんだよ。悪かった。」 蒼星石はうがいしながら愚痴る。 蒼:「うう、もうガムはこりごりだよ。」 マ:「そうか。」 蒼:「やっぱりお口が寂しいときはガムなんかよりあれだね・・。」 マ:「なに? あれって。」 蒼:「ちょっと屈んで。」 マ:「?」 俺は蒼星石の目線まで身をかがめる。 蒼:「これ。」 ちゅ・・・
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蒼星石の誘惑? とある休日 「マスター、せっかくの休日だから、一緒にお昼寝しよう」 蒼星石と一緒にお昼寝・・・これは貴方にとって願ってもないことだった 今思えば、契約してから5ヶ月間キスどころか、まともに手を繋いだことすらあまりないのだ これは蒼星石と仲良くなるチャンスだ 「ああ、いいよ」 少し緊張しながら答えた 「じゃあ、腕枕・・・頼んでいいかな?」 上目遣いをしながら頼んでくる蒼星石 貴方は快諾し、腕を伸ばした 腕枕をして3分程経ったのだろうか、 「すー、すー・・・」 蒼星石はもう寝息をたてている もう少し寝顔を見ていたかったのだが、暖かさのせいもあり、貴方もすぐに眠ってしまった 30分位経っただろうか 「ん・・・」 貴方は目を覚ました 蒼星石は相変わらず眠っているが 蒼星石が心なしか唇を突きだし、まるでキスをねだっているように見えるではないか 貴方は 選択肢 1「気のせいだよな」と何もしなかった 2「寝てるし軽くキス位しても平気だろう」とキスをしようとた 3「思いきってディープキスを・・・」と舌を入れようとした
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~蒼星石とお花見~ 「わぁ、すごい綺麗だね!マスター」 「ほんと、噂以上だなぁ」 今、俺達は休日を利用して花見に来ている。 ここは公園一帯にずらっと桜が咲き誇っており、特に夜桜が美しい。 勿論、蒼星石には子供服を着せ、いかにも親子といった感じでカモフラージュしている。 「人がすごいいっぱいいるよ」 「はぐれるといけないからちゃんとつかまってろよ?」 「うん、絶対に離さないよ」 そう言うと蒼星石は俺のシャツをぎゅっと握った。 しばらく歩くと、屋台がずらーっと並んでいた。 少々趣は失われるが、この辺が一番賑わってるのも事実である。 「ねぇねぇ!マスター!」 「ん?どうした?」 「あれほしい!ほら!あれ!」 蒼星石が指さした先にはリンゴ飴の屋台。 「しょうがないなぁ~。じゃあ、一つください」 「へいらっしゃい、一本200円だよ」 どう見てもその筋の兄ちゃんに200円を手渡すと、ほぼ同時にリンゴ飴が2本蒼星石に手渡される。 「えっ?えっ?」 「お嬢ちゃん可愛いからおまけしとくよ」 「わぁ、ありがとう!」 「そんな、いいんですか?」 「おう、全然構わないぜハッハッハ 彼女大事にしろよ!」 「彼女だってさ」 「・・・・・///」 見た目にそぐわない優しさを持ち、 見た目通りの豪気な笑いをあげる兄ちゃんに別れを告げ、 二人でリンゴ飴をなめながら静かな場所へ。 「なぁ、蒼星石」 「どうしたの?マスター」 「桜って、こんなに綺麗だけどもう明日明後日には散っちゃうんだよな・・・」 「でもね、マスター。散ったあとも桜は生き続けてる。来年の春、また花を咲かせる時のためにエネルギーを蓄えてるんだよ」 「なるほどなー」 「だから僕も・・・」 「ん?」 「ううん、なんでもない」 こうして俺と蒼星石は一日中桜の木の下でのんびりしましたとさ。 ~END~
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しばらくすると、蒼星石の体から黒いオーラが見えたような気がした。 「…マスターはいつも僕に恥ずかしいことばかりさせて……」 何か蒼星石がつぶやいたがよく聞き取れなかった。 「え、何て言ったんだ蒼…?」 ガバッ!! 蒼星石が急に身を起こした。その顔は少し怒りが垣間見れた。 「だ、大丈夫か?蒼…?」 そう言って手をのばしたその時… 「うるひゃい!!」 蒼星石は俺の手を払いのけた。 思わず俺はしりもちをついた。 「あの?蒼星石さん?」 「いつも、いつも…。マスターは!!」 そう言って俺の体を叩く蒼星石。 「いてっ!痛いって!!やめろよ!」 「や・め・ろだって?」 「いや…やめてください。」 「フフフ…だめだよ。もう誰も僕は止められないよ…。そうだ。」 そう言って、蒼星石は部屋から、鞭を持ってきた。 「そんな物、どこで…」 「フフフ…この前翠星石からもらったんだ…。僕はマスターに甘すぎるから少しはお仕置きした方がいいってね…いくよお…」 ピシィ!! 「やめてくれ、蒼…」 ビシッ!! 「蒼・星・石・様でしょ、マスター?」 ビシッ!! 「蒼星石様…やめてください…」 「フフフ…まだまだやめないよぉ…マスターがいけな…いん…だk…」 話の途中で蒼星石は眠ってしまった…。 「…………」 翌日。 「マスター?」 「は、はいぃ!」 「どうしたのマスター?そんなに怯えたような声をだして?」 「い、いや、何でもないぞ。うん、何でもない。」 「変なマスターだなあ。それより、僕、昨日、お酒飲んでからの記憶がないんだけど。もしかして、僕、何か…した?」 「イイエ、ナニモナカタヨ。」 「本当?何か、あやしいなあ…。でも、マスターがそういうなら大丈夫みたいだね。 それより、僕、何だか今朝何だかすっきり起きれたんだ!お酒のおかげかな? 記憶がないのは嫌だけど、何もなかったみたいだから僕も時々飲もうかなあ?」 「…………」 俺はそのとき何も答えられなかった。それは、昨日の夜、自分の中に何かが目覚めたからかもしれない。 どちらにしろ、酒の力とはいえ、蒼星石の中にあのような一面があったことは事実のようだ。 ますます、蒼星石のことを知りたくなった。 例え、その先に昨日のような蒼星石がいたとしてもいいかなと思った。 ---END---